読書名言集

年間200冊以上本を読む自分が、心を揺さぶられた言葉を集めたページとなります。
折にふれて読み返し、ちょっと考え直そうか?と考える切っかけにしたい言葉を残しています。

ひとり税理士のセーフティネットとリスクマネジメント

この本を読んだのは転職活動を一時休止を決めたタイミングでした。
出来れば退職から3ヶ月以内に再就職をしたかったのですが、適応障害の症状が再発して自信を喪失していました。

自分は税理士ではないですし、直近ではサラリーマンの立場で働いていますが、ひとり税理士の考え方は今回のメンタル疾患で仕事を失った自分の生き方にも転用できると思っています。

名言

どっちもどっち、答えがない、という問題に遭遇したときには、自分がどうしたいか?を大事にしましょう。

結果的に失敗であったり、間違えたりすることもあるでしょうが、自分で選んだことに誇りを持つべきです。

自信を持つために、過去の成功体験が役に立ちます。
「成功体験なんかない」と思われるかもしれませんが、税理士として独立したなら
・厳しい試験をくぐり抜けて税理士となった
・独立した
ということがそもそも成功体験ではないでしょうか。
試験に合格し、税理士になることも、独立することも、ゴールではなく、通過点に過ぎません。
 とはいえ、税理士資格を取り、「独立」という決断をすることは誰にもできるものではないでしょう。
 1つの成功体験として、自信をもってよいのではないでしょうか。

ひとり税理士のセーフティネットとリスクマネジメント

 

言語化の魔力 言葉にすれば「悩み」は消える

ひと言感想
この本を読んだのは、転職活動をする気持ちになりきれず、どうにか前進出来ないかもがいでいるときでした。

特に参考となったのは次の3点でした。

  1. 悩みは停滞が原因。まずはちょっとでも動いてけば解決に近づく
  2. ポジティブ思考と自己効力感という言葉の思い違い
  3. 良いか、悪いかではなく、良いか、普通か、悪いか

とりあえず小さな一歩でも停滞を脱出しようと、履歴書と職務経歴書を作り直し始めています。

名言

まず前提として、「行動しないから、悩みが消えない。行動すれば、悩みは消える」と自分に言い聞かせてください。

「ネガティブで考えてしまう」のは、あなたの性格ではない。脳の仕組みです。「脳のプログラム」なのですから、「0/100思考をやめよう」「ネガティブ思考をやめよう」といってもなかなかやめられるものではありません。
 そこで、「三択で考える」「選択肢に『普通』を入れる」を意識しましょう。

最初からあきらめるのでもなく、無理して「チャンスだ!」と思い込むのでもない。
先入観を外し、感情的にならない。
根拠、証拠、データを集めて現状を分析し、冷静に判断、行動する。
クールに前向きな可能性を模索していく。
これが、ポジティブ心理学でいう真の「ポジティブ思考」です。

「こんな大失敗をして、なんて自分はダメなんだ。だけど、ダメな自分も自分なんだ」
「私は暗い性格。だけど、それも私の大切な性格。自分の一部」
このように、どんなにダメな自分でも、それを肯定できるのが真の自己肯定感です。

言語化の魔力 言葉にすれば「悩み」は消える

うつ病が原因で1年休職した僕が転職して働くのに必要だった10の方法

ひと言感想

この本は適応障害をきっかけに退職し、無職となった後、次の仕事に何を求めるのか悩んでいた時に参考とさせていただきました。

当初は病気も良くなったのだから、以前と同じように働きたかったのですが、より現実的な選択肢として社会復帰とメンタル疾患の再発予防を重視するきっかけとなっています。

名言

内定条件として「転勤」というのがあったのなら、それだけで内定は辞退すべき。

慣れない土地、なれない生活環境、なれない人間関係。慣れていないものばかりの中での生活と仕事。転勤は辞退すべきです。

働けるという自信がつくのであれば、雇用形態は問題ではありません。

休職前のようには回復できないかもしれません、今の自分を受け入れて、できる事から始めましょう。

 

うつ病が原因で1年休職した僕が転職して働くのに必要だった10の方法

弱さを抱きしめて、生きていく。 自己肯定感低めの元幹部自衛官が教える「心が疲れない54カ条」

ひと言感想

この本は凹んでもなんとか回復するヒントが紹介されていて、転職活動でメンタルが落ちていた時に読みました。

ばやばやさんは、自衛隊から民間へ転職をされた方で、自身も役所的な組織から、民間企業へ転職をされていて、そのエピソードも共感出来ることも多いです。

名言

どんなに失敗しても、誰かに敗北しても、身体が無事なら立ち上がることはできますし、立ち上がることができれば、あなたは人生に勝利することができます。もし身体を壊したら、焦らずゆっくり休養して、そこから立ち上がればストーリーとしては美しくなります。

迷った時は「どちらが生存確率が上がるのか」と考えてください。そういった価値基準で「生き残るほう」を選択すると、あなたの幸福度は間違いなく上がるはずです。

自分の身の丈をよく認識したうえで「一歩先」ぐらいを目指さないと、いつまでたっても焦燥感にかられ、心が疲れてしまいます。「現在の状況」「自分のレベル」「求めるレベル」をよく見極めて人生を走っていくのが正解かと思います。

弱さを抱きしめて、生きていく。 自己肯定感低めの元幹部自衛官が教える「心が疲れない54カ条」

我慢して生きるほど人生は長くない

ひと言感想

この本を最初に読んだのは適応障害で休職をして2週間が経った頃です。
意識が朦朧としていた時期でしたが、ノートにメモをしていたフレーズが次のものでした。

回復してから改めてこの本を手にとってみて、直属の上司が一方的に押しつけてくる価値観に嫌気が差し、その問題行動をスルーする職場にも見切りをつけて開放されたのかなと感じています。

名言

自分の弱さ、いびつさ、未熟でかっこ悪いところを認めて、それでも引き受けた「嘘のない物語」は、ありのままの自分を「それでもいいよ」と肯定し、永きにわたって人生を支えてくれる「しなやかな強さ」をもたらしてくれるはずです。

「無理に頑張って、一流や勝ち組を目指す必要はない」「そこそこポンコツな人生は、結構ラクだ」

目指すべきは、他人とフェアな関係を作ることです。

たとえば職場で、厳しすぎるノルマを課されたり、他の人がやるべき仕事を無理やり押しつけられたりすることが多く、あなたが「アンフェアだ」と感じたら、そのときはきちんとNOを言い、場合によっては職場自体を変えることを考えたほうがいいでしょう。

我慢して生きるほど人生は長くない

飯は食えるときに食っておく 寝れるときは寝る

ひと言感想
この本ではストレスを受けている人が具体的にどうなってしまうのか?や、ストレスへの対処が書かれています。

自身も適応障害と診断される前の段階で

  • You Tubeの水道管詰まりを取る動画や歯石取りの動画をぼーっと眺めいた。
  • コンビニのレジで電子決済のやり方がわからなくなった。
  • 都合のいい人になっていたと感じた。

といったことがあり、書かれている内容にハッとなりました。
最終的には退職を決断、影響を受けてた一冊となります。

名言

「災害派遣や海外派遣時の入浴で、蛇口やシャワーの水を長時間ボンヤリと眺めている隊員がいたら、よくケアをしたほうがいい」  と教わったことがあります。 人は精神的な疲労がたまると、単調な動きを見続ける傾向にあるそうです。

私は不慣れな仕事を早朝から夜まで、上司に追いつめられながらやっていたら、仕事が終わった後にスーパーマーケットで迷子になったことがあります。 また、多大な不安とストレスがかかると、認知能力が下がり、 「小銭が数えられない!」といった症状が出ることもあるようです。

「都合のいい人」になると、ハードな仕事が回ってきやすく、パワハラを受けやすいという「嫌なおまけ」も付いてきます。 だから、他人から嫌がらせや嫌みを言われやすい人は、「いい人をやめる」 というのがひとつの選択肢だそうです。「何を考えているかわからない」「面倒くさそうな人」と思わせて、他人からの攻撃を避けるのも方法です。

「置かれた場所で咲きなさい」は名言なのですが、 「人間は鉢植えと違って移動できる」  という名言もあります。つまり、「自分が咲きやすいところで咲きなさい」 が今の時代にあった考え方なのではないでしょうか。

飯は食えるときに食っておく 寝れるときは寝る

あるシステムエンジニアの適応障害体験記: 自分と仕事、どっちが大事ですか?

ひと言感想
長時間労働となっているような働き方をしていると、自身にとって何を大切にするべきか?優先度を間違えてしまうことがあります。自分は間違えた結果、適応障害になりました。

幸か不幸か、必死にやってきた仕事も思ったよりも簡単に自分の手から離れ、淡々と休職期間満了で退職処理となりました。

「この仕事お願い!」と納期の過ぎた業務を振ったそのすぐ後に「残業しないで早く帰って!」という自由奔放な上司(この本でいうダメ上司)に振り回され、自分の体調を崩したので、今後の戒めとして次の言葉を引用させていただきました。

名言

仕事は「会社の責任」でやるものです。「あなたの責任」でやるものではありません。もちろん責任感を持って仕事をする事は大事ですが、調子が悪い時に、自分を犠牲にしてまで仕事をする必要はありません。あなたが動けないなら、会社の責任として、あなたの代わりになる人を見つけて、仕事をしてくれます。

ダメ上司の場合、「納期は守れ、残業はするな」としか言わないと思うので、結局、その皺寄せは「社員」にきてしまいます。「働き方改革」は「改革」というほど、機能はしていないように感じます。

今の辛い仕事を続けて「適応障害」から「うつ病」になってしまい、” 10年単位で仕事が出来なくなってしまう”としたらどうでしょうか。その場合、 10年単位でお金が稼げなくなってしまう「経済的損失」もさることながら、それ以上に 10年単位の時間が失われてしまう「時間的損失」は計り知れません。

あるシステムエンジニアの適応障害体験記: 自分と仕事、どっちが大事ですか?

#09 2876日後に洗脳が解ける社畜: ブラック企業編 ぬこー様ちゃん絵日記集

ひと言感想
休職中にTwitterを眺めていたときに知った漫画家、ぬこー様ちゃんのKindle書籍マンガ。

希望に目を輝かせた入社直後の姿から退職までを描いています。
ブラック企業のなかでも類まれな強靭な肉体と精神があり、マンガに出来たからネタとして昇華されている体験談です。自分には真似は出来ません…

名言

よい会社にしていこう!
と思うのは全然いいんですけれど9割は徒労に終わります。
プラックをホワイトにすることは絶対不可能です。
グレイにすらできません。

長くいればいるほど転職する機会を失います。
普段の業務に追われて考える余裕もないと思いますが
この漫画をきっかけに勇気出してもらえたら幸いです。

#09 2876日後に洗脳が解ける社畜: ブラック企業編 ぬこー様ちゃん絵日記集