断薬を試みて実感した副作用と身体感覚の変化

メンタルクリニックの主治医と断薬については何度か話し合っていて、今月の頭から長く続いた薬の服用を止めることにしました。

「抗不安薬を飲まなくなって大丈夫か?」と聞かれたら「不安はない」と口に出来なかったのですが、体調やタイミングを考えると、それでも「もう良いんじゃないだろうか」と、思えたのです。

最近はもう念の為メンタルクリニックに通院し、安全に安全を重ねて処方を受けていた感覚も強かったですからね。

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適応障害がらみで処方された薬の遍歴

適応障害と診断されたのが、2022年4月のこと。

  • 適応障害と診断された直後の2022年8月から2024年11月末まで 抗不安薬としてアルプラゾラム 0.4mg/日
  • 早朝覚醒を自覚した2023年1月から24年5月頃 睡眠導入剤としてゾルピデム酒石酸塩 10mg/日

を、服用していました。

その間に休職、退職、そして無職期間…さらに再就職する気力もなく不安に陥り睡眠導入剤を服用。

2023年8月に再就職を果たしてからも程度の差はあれ薬の服用を続けていたのです。気がつけばあっという間だったのですが、長く抗不安薬の服用を続けていたのですね。

断薬を決意した理由

断薬を決意した理由は体調、仕事、私生活が落ち着くことが出来ていたからです。

体調面

体調面は数ヶ月前から自身でも回復を実感。普通に生活ができるようになりました。
年相応に疲れは溜まりますが、興味や体調、睡眠が安定して過ごしています。

変な不安感も減っていて、食欲も戻っています。
主治医からも「元気になって良かったですね。」と言われていましたね。

職場環境 仕事のトラブル案件から逃れられた

職場環境としては転職後にトラブル案件を抱えていたものの、自身の体調不良の再発もありドクターストップ。

その後配置転換を経て復帰、「とんでもない職場だな…」と、思うことも多々ありましたが、今はなんとかやっていけそうだと感じられています。

勤め先では周囲にはメンタル不良を抱えていることは完全にバレています。ただ「体調面に不安はあるけれど戦力として信頼感がある人だから無理せず続けて欲しい」といった空気感もあって務め続けられています。

自分自身、今の職場に対して冷ややかな印象を抱いているところもあるのですが、変に力を入れすぎずぼちぼちやっていこうという考えで働いています。

私生活が穏やかに過ごせる環境が整った

この半年ほどいろいろと変化がありました。私生活では復職をきっかけに違和感が根強かった人間関係から距離を置いたこと。

また療養時の思い出が染み付いていた家を引き払ったこと。

これらのことを終えて、生活環境としてはとても穏やかなものとなっていました。

懸念していた断薬の副作用と体調の変化

今回の断薬については体感できる副作用は少なかったように思います。

断薬して数日は離脱症状の頭痛もあってなかなか眠れず、日中もしびれたような痛みが引かなかったです。
仕事が忙しくないタイミングだったので2日ほど続いたこの症状はやり過ごしていました。

断薬をしてからの体調の変化 感覚が鋭敏で戸惑う

断薬3日目の昼過ぎ頃から普段よりも視界が鮮やかでクリアになった感覚を感じだし、4日目にはやや頭の回転が暴走してる気もするように…

外に出たときの陽射しの描写が綺麗なことに感動をするものの、頭の回転は自作パソコンでいうとCPUをオーバークロックして使っているようで制御に戸惑っています。

あと身体の顕著な変化としては朝勃ちがありまして、適応障害の回復しだした時にも感じましたが、性欲が一段階変わったように思います。

改めて、メンタル不調が起因でいろいろな不調が起きていたのだと、実感しています。