退職を決意した後、心配を掛けてしまった母にLINEで今後の身の振り方を伝えることにしました。
「退職する予定日まであとひと月弱だし、すぐ転職活動しようと思う。」そう口にしたところ、意外な母の言葉から今後の方向性を変える出来事となったのです。
再就職先探していくよ
母へ伝えたかったのは退職することはもちろん、とにかく心配はいらない。またすぐ普通に働くからという姿勢を見せることでした。
LINEの通話で会話はできるだけ明るく話し、履歴書も更新済みで、転職エージェントにはすでに渡していると伝えました。
そうするとスマホ越しに意外な言葉が母から口にされます。
母「急いで働かなくて良いんじゃない?」
母から告げられたのは「急いで働かなくて良いんじゃない?」「あんたは昔から無理するんだから、休めるときに休んじゃえば?」という意外な言葉でした。
要は万全にしてから働き出せば良いという方向性は選ばないの?と、提案
- 傷病手当金も貰える期間が残っているはず
- 次を急いで決めて長く働ける職場に入れるのか?
- 働きだしてまた病気になる心配はないのか?
と、伝えてくるのです。
再就職を急ぐことに固執していた自分より母の方が柔軟な考えを持っていることに素直に感心しました。
うちの母親したたかです。
メンツよりも長期スパンで考える
母の告げる言葉に対し、はじめは聞く耳を持つつもりはなかったのですが、したたかで良い案だと妙に納得しました。
短期的には再就職をすぐにした方が、転職はしやすいでしょう。ただ再就職したあとが重要で継続して働けるかどうかまで視野に入れる必要があります。
自分の行う仕事は上場企業の開示や連結決算が専門なのですが、経理担当者でも分かる人はごく一部に過ぎないような特殊分野です。
自分がミスをすれば外部へ訂正報告もしなけばならないこともあり、神経を使う仕事のため、なるべく万全な体調にして働きたいと思っていました。
未だに処方された薬を飲まないと満足に眠ることが出来ないですし、今の自分にできる仕事は以前よりも難易度の低いものでも四苦八苦することは確実です。
社会保障制度を活用すれば、あと一年は生活できるだけの収入が用意できる状態なのだから、焦らず体調を整えてから再就職をしたいと今後の方向性を改めることにしたのです。
安心確実なリスタートを目指す
母へ感謝を伝えると通話は1時間以上していたことに気がつきます。スポーツジムから自宅へ帰る間で手短に伝えるつもりが、夜の町をぐるぐると徘徊したため、足はパンパンになっています。
安心して確実なリスタートを目指したいというのは切実な願いです。
無理をし続けた結果が適応障害なら、割に合わないと嫌というほど身に染みています。体調を万全にして再就職しようと決めました。
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■あとがき
退職日まであと1日。というかあと3時間!!