気がつけば音楽を楽しめなくなっていた。そう気がついたのは、夏の終わりが近づいた頃だった。
適応障害で春に仕事を休み気がつけば夏も終わりに近づいた頃、周囲への関心が戻ってきたと実感した。
感情を抑えつける日々で感受性が乏しくなっていた
音楽への関心を失っていた期間は、てっきり自分の中でブームが過ぎ去ったのだと思っていた。
めっきりと音楽を聴かなくなってしまったが、それも年齢を重ねていくなかで自然なことなのだろうと言い聞かせていたのだ。
ただその考えは決して正しかった訳ではなく、適応障害の影響で周囲への関心が薄れていたのだと実感している。
日々の忙しさのあまり、感情を押さえて働いていた弊害で好き・嫌いの感性が分からなくなってしまっていたのだ。
音楽がまた聴けるようになってきた
音楽が聴けるようになったと気がついたのは、YouTubeでフジロックのライブ配信がきっかけだ。
ずっと真夜中でいいのに。のライブ映像を目にし、その雰囲気や音楽に浸る時間のなかで、自分は音楽が好きだったのだと思い出した。
失ってはじめて大事なものが分かる。という言葉があるが、適応障害の治療に取り組むと、その言葉は逆であったと感じる。
関心が戻ってから失ったものは大事なものだったと気がつくのだ。
関心が戻り適応障害の抑うつ状態も改善していっている
仕事を休んだことで少しずつだが確実に適応障害の改善していっている。少なくとも周囲に対する関心が取り戻せてきているのだ。
この適応障害という病になってから気分が沈むことも多いし、思考も優れないことが多かった。ある程度は回復しているが、未だに薬は手放せない生活が続いている。
今はまだ元の自分の7掛けぐらいの体調ですぐに仕事に戻れるような状態ではないだろう。
それでもいつか症状が回復して昔のようにライブハウスやフェスなど大勢の人が集まるイベントに行けるようにしたい。
その場、その瞬間を大勢の人と共有するライブイベントが好きなので。この夏はあきらめたけれど、そのうち郊外のフェスにでもいってみようかと思っている。
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■あとがき
退職予定日まであと5日。
営業電話が嫌いだ。今日は間違って応じてしまい。
怒りが爆発。ここまでイライラするのも久しぶりだ。
アンガーマネジメントについてもどこかで勉強しようか。