部屋の掃除をしだす

適応障害と診断をされ、仕事を休みだしてからふた月が経った頃、「自分の部屋が汚いよね? 」と、気がつきだした。

仕事から離れることで適応障害で失っていた周囲への関心を取り戻してきたのです。

マンションの外壁工事が終わる

住んでいるマンションは外壁工事を行っていて、梅雨時も挟んでの工事で長い間、外光がありませんでした。

その工事も無事に終わり、マンションを囲っていたシートも外され、日差しも入るからか気分が良くなった。

植物の光合成ではないけれど、人は朝日を浴びるとセロトニンが増えると聞いた。実際にそういうプラスの栄養が身体に循環するような気がした。

部屋の様子が目に入っていなかった

休息のおかげか、部屋に日差しが入るようになったからか分からないが、部屋の様子に目が行くようになった。

フローリングにはホコリは積もり、春も終わりを告げようという時期にも関わらず冬服の着替えも散乱しているような有様だったのだ。

「こんな環境にいては余計に不健康になる。」と、一念発起。掃除を行い始めることにした。

掃除機をかけ、いらないものを捨てる

仕事をしていないのだからと掃除は一日で終わらせられず、結構長く時間をかけてゆっくりと行っていった。

掃除機をかけてスッキリし、明らかないらない荷物を捨てていく。

会社で働いている間に体重が15キロ増えていて、私服も仕事で来ていたYシャツも着られないものはごっそりと捨てた。

売れるものは生活資金の足しになればとメルカリで売ったり、ソフマップに買取りをしてもらい、当分読まないだろうという本は一旦スキャニングしてデータ化して捨て、不要書類は溶解処分をしたのだ。

「ゴミ溜め込みすぎでしょ。なぜずっと捨てなかったのだろうか?」と、自身のこれまでの生活の違和感に気がつきだし少し怖くなった。

何週間もごっそりゴミを出したからか、マンションの管理人さんが「最近ゴミが多くて大変なんだよ。」と愚痴っていたが、実は自分の家から出ているとは口に出来ず、「大変ですね。」と曖昧に笑う。

何気ない会話であれば出来るようになるぐらいには回復しているようだった。

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■あとがき 退職予定日まであと6日。

昨日まで退職手続で滅入っていたが、気分の沈み込みもある程度戻っている。

天気は雨だけれど調子も悪くない。職場を離れることになり、回復をしているのだろうか?