内定の連絡を受けて

古巣の業界の求人に応募し、面談を受けた数日後に内定のご連絡をいただきました。

その連絡を受けて感じたこと考えたことを書いていきたいと思います。

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採用条件のご連絡に感じた率直な感想

面談の数日後、面談をした企業から「ぜひ、一緒に働きましょう。採用条件を確認の上ご返信を」という旨のメッセージをいただきました。

このメッセージを受け取った時、本当に失礼ながら、「この企業に行くかどうか」複雑な想いを感じていました。だってこの後により規模の大きい企業の面談、採用条件で気になった内容がありましたからね…

年収は希望金額の下限なのか…

まず即答が出来なかった理由として、希望年収の下限が提示されていたことでした。

事前にアンケートでお伝えしていた希望額は最低でもこれぐらい、可能ならいくらと書いていたのですが、実際に提示をされた額面は若干の残業をすれば希望額の下限金額に届くというもの。

今回面談を行ったのは業界的には中堅規模、大手や準大手の給与と比べ相場はやや低めだったのですね。率直に言ってしまえば異業種に挑戦した前職での経験値は給与に反映されていないのか…と残念に感じてしまったのです。

とはいえ、前職を辞めて9ヶ月間の空白期間があるのにこの条件は悪くない。と、心が揺れ動いていました。

転職のテーマは適応障害の再発を防ぐ社会復帰

ただ、この揺れ動く気持ちのなかで振り返ったのが今回の転職活動のテーマである適応障害の再発を防ぐ社会復帰にというもの。

自身の現状の理想の働き方としては次のいずれかです。

  • Aパターン 常勤で働くが労働時間が短めの落ち着いた職場を探す(可能なら長期就労を前提)
  • Bパターン 比較的日数の多い形で非常勤で働き、当面は責任の重い仕事はしない(1〜2年で仕事は変える前提)

このAパターンにマッチした求人で先方から面談通過のご連絡いただいていて、自身の現状を考えると、とても良い選択肢だと感じたのです。
自分自身の考え方は比較的保守的でして非常勤では収入の減額も大きいのがネックで、フリーランスであれば不安定な生活をするつもりもありませんからね。

周囲に相談 家族や友人の話を聞く

この決断の考えに至るまでに同業者や、家族、友人たちに相談しつつ、思考を整理していました。

同業者からは

  • ◯・組織の規模が大きくなると職位的にもハードになっているから、その点は安心出来る
  • ◯・給与条件としては十分にあり
  • ✕ ・規模の小ささがちょっと小さいのが気になる

家族からは

  • ◯・自分がトップの人柄や出会った方たちの雰囲気が良いと感じたことが大事
  • ◯・特別な待遇よりも無理しないで済む環境が大事
  • ✕ ・あんたが他の面談予定を辞退しているのは、どうなの…^^;?

友人(フリーランスの方)

  • ◯・条件が想像していたより全然良い
  • ◯・職場へのアクセスが良い
  • ✕ ・他の面談も受けておいたら?せっかくだし

色々な方と話をして、自覚したのは自分の変な自尊心が前職の数年間何だったんだよ…と煮えきれない想いが邪魔しているだけで、再スタートを切るには良い職場なんだろうなと思い至ります。

あと、家族や友人からの他の企業の面談も受けては?という提案は、自分自身がすでに他の面談を受ける気力が枯渇気味な現状です。それならこの採用に前向きな企業とのやりとりに集中し、自分にとって有利な形で進めることに意識を向けていきたいと思いました。

労働時間、みなし残業、退職金など考えると…

そして改めてその翌日に申し込んだ求人情報を見てみると退職した前職との比較して思った以上に良い条件だと分かりました。

  • 1日の労働時間:8時間→7時間(1時間あたりの給与はほぼ一緒)
  • みなし残業:あり→なし、残業代別で発生
  • 退職金:なし→あり
  • 業務内容:ワンオペ対応→チーム対応

今回の就職は病気の再発を防ぎたいので、ひとりで抱え込むような仕事は避け、労働時間をセーブしたい。そのなかでも可能ならフルタイム勤務が理想で長期的に勤めたいというわがままな希望が叶うものとなっています。

めちゃくちゃありがたい労働条件ではないですか!?

選考フローの納得感と経営者の人柄に惹かれた

また、今回内定をいただいたのは比較的小規模な組織だったこともあり、トップの方を始め、所属部署の上長、人事担当を交えた面談をさせていただいています。

大手の採用フローにありがちな適性検査やストレスチェックなども求められず、何をしてきた人なのか?人を見て採用を決めるスタンスと、繊細な質問をされる時のご配慮も好ましく感じていました。

自分自身が大切にしていたけれど、以前は周囲に口をすることも憚られていた専門性への考えについても、トップの方の何気ない発言からとても近い考えだったと分かり、こういう人の下でやっていきたいなとも思ったのです。

転職テーマとの兼ね合いや労働条件云々を書いていましたが、最終的にGoと判断したのは経営者との仕事感の一致。この人という神輿を担ぎたい。と感じたのが大きかったように思います。