前職を辞めた理由の業務量と人間関係

転職の面談をする際に必ず聞かれる『前職の転職理由』前職を辞めた理由を本音ベースでいこうと思います。

退職からもある程度時間が経った今だからこそ客観視できるようになったこともあり、

・業務量
・人間関係

の2点からご紹介していこうと思います。

業務量は増え、目標以外のタスクが積み上がる

前職で自分は経理職として働いていて、勤めた期間は約2年なのですがその業務範囲はかなり広かったです。

メインの業務としてはグループ会社を管理する立ち位置で各社の数値を取りまとめて、投資家に向けて発表される決算資料を作成することでした。

これに付随して、
派遣社員さんが抜けた伝票作成を自分が巻き取り、一社の経理処理をひとりで対応していたり、グループ会社全体に関わる経理システム変更の主担当、これまでおざなりだった内部資料の修正(ほぼイチから作り直し)といったことまでやっていました。

過去の担当者は社内に在籍していたものの、「今はあなたが担当だから!あなたが考えなさい!」というぶん投げるスタンス。

これまでの経緯も分からず、社内にある資料を片っ端から探し、「おそらくこういう処理が正しい(はず)」という結論づけて上司にあげて改善を進めていくことが多かったです。

簡単な伝票作成などは幸い新卒の担当者に割り振ることが出来ましたが、最初期は自分がその承認担当で、根気強く教えていくことが数ヶ月続いていました。

また、企業買収を繰り返すことで管理をするグループ会社は倍増。そのうちの一社はあまりにも自由奔放過ぎる社風で勘弁して欲しい状態でした。

毎回、課題をクリアにしても、雑草のようにしぶとく、同時多発的にトラブルは発生してきます。

残業時間100時間で人は壊れる マネジメントの実態

こんな問題職場で残業時間は勤怠記録で100時間に迫る月もあり、役員もその状況を認識していましたが、直属の上司は「前任者(多数の誤りを残した方)は定時に帰っていた。なぜ出来ない!」と攻めたて、さらに上の上司は「困るんだよね。」と、苦言を自分に向けます。

休職をする3ヶ月ほど前には、同じ部署で2人を増員採用をして業務負荷を軽くする方向性が約束されるも、直属の上司が求職者の方々に対し「ワタシ(上司)にあうかどうかが大事だから」という意味不明な基準を設け、一切増員はなされませんでした。

そうこうしているうちに同僚は上司の理不尽な叱責に耐えかねて退職を決め、退職予定者の業務を巻き取るはずだった契約社員さんも過剰な業務量を認識し、早々に退職が決まり、さらに自分の業務量が追加。

他にもほぼ炎上が確定しているプロジェクトの参加要請も出ていて…残業時間が問題になった自分に対し、上司たちがなぜ自分に追加業務の依頼をしてくるので意味が分かりませんでした。

「やっといて。」
「嫌じゃなくて、とりあえずやってみるんだよ(笑)」
「急だけど5分後のミーティング参加して!(何の話も聞かされていないのに担当者となっていた)」

とタスクを上乗せ、入社から一年半で心身ともにやられました。これがとある企業の現実です。ほんと悲惨ですよ〜。

人間関係は

最近、組織における心理的安全性が大事だと本で読んだのですが、自分の所属していた部署ではそんなものは皆無に近かったです。

表面上は休職直前までニコニコと対応していましたが、内面は上司への怒りや周囲への諦めが心のなかで渦巻いておりました。

直属の上司

直属の上司は周囲に完璧を強く求めますが、本人には一切適応をされない方でした。

・経理は他の部署の方々がお客様だから周囲に優しく→部下、他部署との対応はキツイ発言でトラブル多数
・期限内に完璧に→上司は計画性を持った対応が苦手、同じようなミスを毎月、毎年繰り返す
・責任感を持って対応をしましょう→面倒事があると唐突にリモート対応、引きこもり連絡も取れない

他部署から期限切れのタスクをどうにかして!と自分に連絡が来ることも多く、またそういったタスクは「代わりに謝っておいて、やっておいて!」と自分に振られます。

病的なまでに自己中心的な対応をされるので、その精神状況を理解できずだんだんと「もしかして上司が正しく、自分の方が悪く、おかしいのか?」と宗教のように刷り込まれていく感覚でした。

我関せずのベテラン社員

直属の上司がトラブルを起こすことが日常茶飯事な状態のため、ベテラン社員の多くは我関せずのスタンスを貫いていました。ベテラン社員の方々はかなり痛い目にあった経験をしており、絶対にこの上司と協力をしてタスクをすることは避けていました。

直属の上司も人心掌握に失敗していることを認識しているので、自分を介してベテラン社員とやりとりをしている始末。自分は役職ない単なるスタッフなのだけれど…と困惑していました。

ちなみにベテラン社員の中にも組織の状態が良くないと改善の提案をしていた方もいたのですが、1年が経った頃に「もうさすがに無理だわ…」と発言をされ、別部署への移動でなかなか相談をする機会もなくなってしまいました。

若手スタッフの相談を受ける毎日

また地味に負担感が大きかったのが、若手スタッフの相談を受ける立場でいたこと。慢性的に時間が足りず、ランチミーティングで業務の状況確認や情報共有をしていたのですが、一方的に若手スタッフの相談を受けることが多い状態でした。

一時期は自身の同期が直属の上司と険悪の状態となったため、上司対応が自分を通じてされる時期もあり、肩書のない中間管理職のような役回りに辟易としていました。

同期は自己評価を過大評価をしすぎて失敗、上司は放任しすぎてトラブルが起きていた状態でしたので…

その同期は所属部署内で、適性のない業務へと分担変えを提案されたところ、ギブアップをして退職を申し入れていたのですが、率直に「あなたのケアに負担を強いられた自分に対してひと言ないのおかしくない?申し訳ないと思わないの??」と未だにわだかまりを抱いています。

部門長のマネジメント責任は重い

最後に所属していた経理部の部長については、正直かなり問題があったと思っています。
理由としては
・退職者を防ぐ意図で追加採用されたが問題上司のコントロールを放棄していた
・期待されていた業務対応も対応出来ず、直接部下に仕事を降る
・大量離職をまねくきっかけとなった業務分担変更を決定した

人当たりの良さや、業務を回そうとしている姿を目にしていたので人として好きでした。ただ、求められた結果のために行動出来ないのであれば、管理職として転職・入社しないでほしかったです。

そんな使えない管理職よりも、安くて若いスタッフの方が100倍価値がありますので。

心の闇とも付き合う必要がある

なんでこんな真っ黒いネガティブな内容の文章を書いたのか?その理由は、転職エージェントの方が間違って自分に前の職場の求人票をおすすめされたからです。

内心怒りがふつふつと湧き上がり、自身の心の闇とも付き合う必要があると強く感じました。

自身の担当していた業務内容の求人票は、綺麗にデコレーションした文章で、一見するとやりがいのある魅力的な内容になっていました。

転職エージェントがどう表現しようと構いません。年収×30%の仲介手数料を得るだけのお仕事ですからどんな案件も求職者をだまして成約させていきましょう。

転職者がどんな苦労をしようが数ヶ月持てばガッツリ営業成績とれますからね。人の気持ちなんか気にしちゃダメです。

ただね、これだけは言わせて「少なくとも前任者の自分に送るんじゃねぇよ。」と。

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■あとがき
今日は疲れが出てしまい、無理をしないように過ごす。
ブログを書いて本日はゆっくりとしていきます。