適応障害の症状から回復したものの、どうにも転職活動に前向きになれない自分がいました。
つい先日、その心のわだかまりの理由が分かり、やっと次のアクションに進めそうです。
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すべては「長期間働ける環境」を探そうという非現実的な思い込みが原因
次の職場については適応障害の再発、悪化を防ぎたいと諸々の条件をつけて仕事を探していました。
健康を取り戻すためにかかる時間は約半年、馬車馬のように働いた結果、自分の経歴にぽっかりと空白期間が出来たのです。労力の割に大した見返りもないばかりか、大きな損失を生むような会社員生活はもう懲りました。
そんな状況もあり、理想の職場を求め、白馬の王子様を待つお姫様みたいな状態になっていました。
- 人間関係(大規模な組織は回避)
- 労働量(労働時間と求められる業務水準)
- 長期間勤められる安定性
- 収入と仕事内容のバランス
- 転勤なし(メンタルに悪く、医者から止められました)
我ながら激アマな考えで吐き気がするのですが、「そんな仕事あるか?なんで無職期間のお前が選べる仕事なのか?」って感じです。
間違い1 長期間勤められるところが良い
考えてもみてください。
仕事環境は望む望まないに関わらず変わりますし、人間関係も運要素高いものです。
最初こそ理想の職場と思われる場所を見つけて運良く入社できても、時間が経てば状況が変わることもあるでしょう。
思い返せば自身の最初の職場だって当初は居心地が良かったですが、徐々に職場の希望と自身の働き方が合わなくなり退職に至っています。
自分の経験からもずっと同じ場所で働き続けることは困難と立証できていた訳です。
真面目に四季報などで情報収集をしていましたが…どうせ会社の将来は経営者であっても数年先ぐらいの見通しぐらいしか出来ないものですからね。
考えるだけ無駄でした。
間違い2 過去経験した職種から探していたこと
過去に経験をしている業務なら、環境の変化の負荷も少なくメンタルの負担も少ないだろうと、経験した仕事から職場を探していました。
とはいえ、いずれも何かしらキツさがあり、辞めている訳です。
経験を積んだからこそ、この先の展開も検討済み。「数年後に詰む。はい、頓死〜」と分かります。
転職エージェントから「前向きな転職理由を見つけましょう」と言われても、単に職場を変えただけでどこで死ぬか、その形勢を整えるだけと気がつきました。
適応障害の再発予防を最優先!
なんだか考えがまとまらないし、何か参考にならないかと厚生労働省委託事業として開設されている公共サービス「こころの耳」に電話相談。
「価値観もあるでしょうが、この転職は必ずしも長期間勤める前提で考える必要がないと思います。まずは最優先したい再発予防という観点を重視して転職してみては?」と提案されます。
条件を短期でも良いと思えば、非常勤や任期付の契約など、この数年は重い責任や業務負荷を回避する選択肢も多々あり、これなら万全でない今の自分でも出来そうな仕事もあるのだと前向きになれました。
家は購入と賃貸で論争されることがありますが、賃貸派はライフステージに応じて住み替えるメリットがあります。今回の転職を前提にした選択肢も賃貸派に近いものではないでしょうか?
短期間でコロコロと仕事を変えている経歴となってしまうかもしれまんが、数年後「実はこのとき適応障害で仕事を辞めていて〜」と笑って話せるようになることを期待できれば、それで十分です。
気分が軽くなり、以前よりも前向きな気持ちで社会復帰が臨めそうです。
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■あとがき
ずっと読んでいたライトノベル、無職転生が完結!
自分の無職転生はまだ続きますが、新たな人生を精一杯生きる主人公ルーデウスの姿に勇気づけられました。
自分も頑張ろう!