適応障害の兆候?働づめでおきた生活の変化

こちらのでは適応障害となった際の自覚症状について書いていきたいと思います。
適応障害は人によって症状は違うらしいのですが、自分の症状についても説明することで参考になるかと記事にしています。

働き方改革で労働の密度と持ち帰り仕事が増える職場環境

前提となる自身の状況は転職をして約一年半、会社で経理として働いていて、連日残業ばかりの生活。

働き方改革の縛りから残業時間について日常的に上司からは圧をかけられるようになっていましたが、同時に効率化を進めても進めても仕事は追加で振られ、勤怠上の登録だけぎりぎり違法にならないように調整。
実作業以外の検討業務などは休日に持ち帰って仕事をしていて疲弊していきました。

日々の生活の変化

そのような状況が一年以上続き、徐々に自身の当たり前だった日常が崩れていき、身体にも異変が起きてきたのです。

日々の習慣、ものごとへの関心がなくなる

まずいつもの習慣が知らずしらずのうちに途絶えていました。

毎日のルーティンとしていた仕事の前にカフェでお茶をしつつ当日の準備をすることはなくなり、何年もほぼ毎日書いていた日記は月に数回書く程度、よく聴いていた音楽や好きだった読書、友人との交流も興味がなくなっていました。

プライベートで良くしていたことはYou Tubeに上がっている排水管の清掃や耳かきの動画を見るように。疲れが溜まりに溜まり、もう単純な映像ぐらいしか受け入れられなくなってたのかもしれませんね。

普通のことができなくなり、性格や生活が荒れる

また、普通の行動を行うことが難しくなります。
休職直前には不意にコンビニでタッチ決済のやり方が分からなくなったこともありました。通い慣れた店舗でいつものようにスマホを決済端末にかざすだけの動作をどうやれば良いのか悩んでいたのです。

他にもひげを剃り忘れて出勤をしてしまったり、メールの文章が支離滅裂なものになっていたり、普段は気にしない周囲の些細な言動にイラつくようになっていたりと脳に腫瘍でも出来たのでは?と、心配もしていました。

そして徐々に部屋も荒れていきます。自分の家の掃除が出来なくなり、床には何でもかんでも置きっぱなしの状態が続いていました。

急激な体重の増加と身体の不調

身体の変化も顕著にありました。適応障害となった職場に入社直後から体重の増加し、わずか一年半で体重は15キロ増。

休職する2月前ぐらいには慢性的な疲労感があり、常にまとまった休みが欲しいと感じていました。
寝起き直後から疲労感があり、起き上がるまで時間が必要で気力で仕事をこなす毎日です。

休職をするひと月前頃には仕事中にまぶたの痙攣や、同僚と会話中に不意に涙が出てくることや、思考が止まって言葉が詰まってしまう状態。

他には不定期に通っていた整体院では、「ツボに指が入らない。全身の筋肉が異常に固く壁を触っているみたい。」と指摘されるようになっていましたが、単に疲れているだけなのに何を大げさに言っているのだろう?と、あまり気にせずにいました。

ただ休職する数週間前から度々胸が痛くなることがあり、頭も冴えないので心臓の異常を疑っていました。

周囲から心配されるようになっていた

休職の4週間前には明らかに体調の悪さを実感。上司たちには「頭がバグっている気がするのですよ。」と伝えていましたが、聞き流されてしまいます。

休職することになる数日前になると、知人との何気ない会話から「食事への無関心さ、会話をしていても表情が変わらなくなっているよ。」と違和感を伝えられ、また社内でも同僚からは急激に太り、度々言葉が詰まってしまう自身の様子から上司に「危ないのでは?」と進言がありますが、上司は自分中心の言動が多い方なので「体調どんな感じ?正確に、完璧に。しっかりして貰わなくては困る。」と発破をかけられる始末です。

ここまで身体の異常があっても、メンタルクリニックや精神内科の病院に行くことには抵抗感があり、仕事がひと段落するまではと先送りをします。
そんな中更に胸の動悸や身体の倦怠感がひどくなり、振替休日の日にメンタルクリニックのネット予約がとれたので、診断を受けることにしました。

自身は30代半ばで多少身体にガタがきているだけと言い聞かせて、ギリギリまで危険信号を無視。悪い意味で我慢を重ねてしまっていました。

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■あとがき 退職予定日まであと21日。

とある知人に近況を聞かれ、何気なく適応障害で休職中であると告げると

「気の持ちようだ。メンタルクリニックに行く人は、みんな病気と診断される。病気なんかじゃない」
と言われ精神的ダメージを食らう。

メンタル疾患に理解のないのは分かるけれど、心無い言葉を口にしてしまう人間性の方と接する余裕はないのです。
今後会わない人リストにおひとり様追加です。

2 件のコメント

  • 具体的に当時の状況を教えてくださっているこちらのブログを見てとても勉強になりました。
    私の友人も以前似たような状況にあり、どういうふうに声をかけていいか、急に病院を進めると本人が抵抗感を示してしまうのではないかとかなり悩みました。
    阿乱純志さんが不調を感じていた時に
    ・どの段階で(症状が出て初期のとき?より顕著になってから?)
    ・どういうサポートがあればもっと早く対処できていたのか
    という点が思いつくものがあればお聞きしたいです。
    長々と失礼しましたが、ブログをこれからも応援しています!

    • なかおさん、コメントありがとうございます。

      友人さんも似たような状況で悩んでおられるのですね。心配ですよね。

      自分の過去の経験から考えると、周囲が気が付かれている状況ですと本人は既にだいぶ参っているのではないかと…
      (過労で体調に違和感があっても、周囲にはなるべく気が付かれないようにしていたので…)

      サポートしては「心配だから、医者に薬を貰いに行ったら?」ぐらいのスタンスでメンタルクリニックや心療内科を伝えてみる。
      それも抵抗感がありそうなら、まずは何科でも良いから身体の不調に関わる病院に行くことを勧めてはいかがでしょうか?

      明らかに身体に不調があるのに医者から「異常なし」と言われると、本人もメンタルからの不調を自覚するきっかけにつながって
      そうすれば早い対応ができるかと思いました。

      改めてコメントありがとうございました。