うつ症状で周囲に対し関心が湧かない日々

今回は適応障害のうつ症状に悩んでいた際の家事の話をしていきます。
自身は適応障害と診断されてからも、それ以前と同じようにひとり暮らしをしていました。

ただその日々の生活の中で身の回りのこと、主に家事が出来なくなっていたと気がついたのです。

家事を取り組む意欲が湧かなかった

休職中は仕事をしていないのですから、やることは病院通いくらいなものです。
いくらでも家のことをやる時間があるはずなのですが…休職してからしばらくは精神的に余裕が無く、満足に家事も出来なかったのです。

仕事を休めば当初の慢性的な疲労感は和らいだものの、食事の用意や洗濯、掃除など身の回りのことに対し関心がないため、取り組む意欲が湧かなかったのです。

面倒ごとを楽にするためのサービスや機器を活用し、最低限の日常生活が送れる範囲でやっていこうと割りきって生活をしていました。

食事は定期配達で済ます

まず食事についてはうつ症状の影響からか、食事それ自体に関心が薄い状態でした。
幸い健康になるためには食べるべきだろうと認識はあったのですが、食べたいものが思い浮かばいのです。

そこで利用したのは食事の定期配達サービス(nosh)で、毎週冷凍食品のお弁当を定期購入。
冷凍庫に入るだけ配達をしてもらい食べるようにしていました。

解凍すれば食事がとれる手軽さもあり、定期的に食事をとれるようになるきっかけとなりました。

食欲が戻るまでのつなぎ

冷凍食品メインで単に生きるために食事をしていた状況から変化が訪れたのは、仕事を休んで3ヶ月経った頃のことでした。
ふいに「定期購入するメニューにも飽きたし、モンスナック(新宿の老舗カレー店)のカレー食べたい。」と食事に出かけたことがありました。
健康的な定期配達のメニューに飽きだしたことで、食欲が戻ってきたのは、うつ症状の回復してきた兆候だったのかと思っています。

洗濯はドラム式洗濯機に助けられた

うつ症状に陥っているときには洗濯もとても億劫で、ドラム式洗濯機が家にあったから休職直後から小綺麗な洋服を着られていたのだと思います。
ドラム式洗濯機は乾燥機能が強く、干す作業と取り込む作業が不要だったので部屋着が少なくてもどうにかやっていけました。

面倒事がいやで未だにアイロン掛けを必要とする服は着るのは避けていますが、一見すると割と普通の日常生活ができているように見えるのでは?と思っています。

部屋の掃除はうつ症状が回復するまでできなかった

部屋の掃除については、うつ症状がある程度回復するまでそもそも部屋の中が汚いままだったと気がつきもしませんでした。
自身の体調不良と生活の変化に意識がいっていて、部屋の様子は認識できなかったのかもしれません。

ふと部屋の中の様子に気がついたときには、

  • 春も過ぎているのに暖房器具が出しっぱなし
  • 床には雑多に物が置いてある
  • 最後にいつ掃除機をかけたのかも分からないほどホコリが積もっている

といった有様。

部屋の汚さが気になってからは真っ先に使わない会社のPCなどの仕事道具はいったん段ボールに詰め込んで視界から消し去り、不要物を少しずつ片付けを進めていっています。

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■あとがき
退職日まであと9日。

会社から連絡が来て、退職予定日が以前の説明と異なっていたことが発覚…
労務部頼むよ…と思いつつも退職書類を記入しPCや社員証も返却。

やっと本格的に退職する準備が整ってきましたね。