カウンセリングを受けたことをきっかけに自身の価値観をエゴグラムというツールを使い確認しています。
今回は自分自身の価値観についてどのように捉えて、どう対応していったかについてご紹介していきたいと思います。
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エゴグラムの説明と、使うようになったきっかけ
エゴグラムは心理学上の性格診断テストのひとつで、自己認識のあり方を測定するためのツールと言われています。
エゴグラムは次の5つの項目を点数化して、そのバランス感を読み解いていきます。
- CP(Critical Parent)頑固さ
- NP(Nurturing Parent)優しさ
- A(Adult)客観性
- FC(Free Child)無邪気さ
- AC(Adapted Child)協調性
こちらのエゴグラムですが、お世話になっているカウンセラーの方が使用されていて、私の価値観を把握とアドバイスの指針となっていました。
エゴグラムで危険な精神状況を自覚・改善につなげる
自分は前職を適応障害となって辞めていて、その原因の多くは単純に会社や上司のガチャに失敗したという部分もありますが、この職場に入社する際には採用されやすいように想定読者を意識した職務経歴書を作り、面接でも本来の自分を見せなかったこと、自分自身を過剰に追い込んでしまう思考の癖も掛け合わさっての結果だったと思っています。
自分自身の価値観については改善できるので、今後は同じ轍を踏むようなことがないようにしたいのです。
精神的に参っているときに受けたエゴグラムの結果は
- CP(Critical Parent)頑固さ
- A(Adult)客観性
- AC(Adapted Child)協調性
の3つが高く、
- NP(Nurturing Parent)優しさ
- FC(Free Child)無邪気さ
の2つが低いうつ症状を抱える人の典型的なW型と呼ばれる状態で、カウンセリングではこの結果と自身の日常生活の話のやりとり、異常に高い項目と低い項目に着目して改善に取り組んでいました。
具体的にはこれまで自制を重ねてきた日常生活の縛りをあえて取っ払い、意識的に周囲の目を気にせずに関心の赴くままに生活をしていく行動をするというもの。
カウンセラーさんからは周囲の目を気にしすぎているから、意識的にゆっくり休んで、もっとワガママに生活して下さい。とアドバイスを受け、他の方が見たら何を仕事をせずに遊んでいるのか?と思われるようなことも治療の一環だった訳です。
元々、適応障害の症状でうつ状態がひどいタイミングから始めていたことなので
- 食事を無理に3食きっちりと食べなくても良い。
- タスクとして課していた日課をやめる。
- できる範囲で関心のあることをする。
といったハードルの低いものから徐々に取り組んでいました。
メンタルの変化は非常にゆっくりとしたもので、価値観の確認を3ヶ月ほど取り組んで、適応障害となる前のような周囲への関心がやっと取り戻せてきたところです。
未だにふいに自分を攻めてしまう精神状態に陥って目が覚めてしまう早朝覚醒もあるのですが、徐々にずっと頭の中に会った自己否定が薄らいで、以前に比べればそうとうマシなものとなっています。
心身の健康が保ちつつ生活をしていきたいから
最近は心身の健康が保たられれば、人生はどうにでもなると思っています。
以前は、仕事を中心に物事を考えていましたが、適応障害となったことをきっかけに精神疾患も大変怖いものだと身を持って理解。自分自身は過剰な価値観のクセがあるので、今後はメンタルを崩すような仕事は避けよう。と、そう考えています。
定期的にカウンセリングを受ける機会はあと数ヶ月したらやめるつもりなのですが、カウンセリングを受ける受けないに関わらず今後もエゴグラムを活用していこうと思っています。
自分の価値観がまずい方向にいっていたら、心身に症状が出る前に何かしらのアクションをとって、長期休業といった状態にはならないようにしていきたいですからね。
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■あとがき
サウンド重視の映画を観たいなとチネチッタのレイトショーを観に川崎へ。
最近は健全な生活をしていたこともあって、うつらうつらしつつ映画を鑑賞しててちょっと反省。