カウンセリング 7回目 回復状況の実感と生真面目さの自覚

仕事のストレスから適応障害となり職場を退職。病気の回復と将来的な再発予防のために、カウンセラーさんと契約して、カウンセリングを受けています。

カウンセリングを受けることは一ヶ月ぶりだったのですが、今回はこの一ヶ月間の変化や、未だに残っている急激な疲労感、中途覚醒について記事にしたいと思います。

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関心のバリエーションが増えて、好きを実感できるようになってきた

前回のカウンセリングからひと月が経ち、カウンセラーさんと話したところ、以前よりも感受性と日々の生活のバリエーションが豊かになったことに気が付きました。

  • 趣味の模型のイベントへのひとり参加
  • 自発的に友人を映画にお誘い
  • 高校時代の友人の集まりに参加
  • 身体の痛みの異常さに気が付き整形外科に通いだす
  • 趣味を広げてジオラマの製作キットに手を出す

ひとつひとつは何気ないことの積み重ねなのですが、周囲の様子に目がいくようになってきて、徐々に普通の状態に戻って来る日が多くなりました。

以前は自発的に何かをしたいという欲求はとてもゼロに近い状態で、何もしていないと頭の中で自分を攻めてしまう思考が巡ることも多かったです。その思考を避けようとプラモデルのパーツを切り出したり、ヤスリがけなど無心でできる趣味をして過ごすことが多かったです。

つい最近まではあまり集中力も続かなかったので、読書や映画は楽しむのが厳しいとも感じていました。アニメの専門配信サービスを契約しているので、家にいるときは日常的に流していましたが、話を楽しむというよりも、BGM代わりに再生しているような状態でした。

ただこのひと月を振り返ってみて、具体的に次のような変化を実感しています。

  • 炊きたての御飯を予約して朝食を楽しみにしていられた。
  • 映画を観て、面白いと感じ、2時間以上も集中できた。
  • 小説を読んで情景を思い浮かべることができた。
  • 模型イベントにひとりで行って初対面の方と普通に話せた。

他人からしてみると、なんだそんなこと?そう思われるでしょうが、こういった普通のことが以前は難しかったのです。昨年の4月末に仕事を離れて、約11ヶ月たってやっと普通を取り戻せている日が多くなったことを嬉しく感じています。

ただ、その一方で未だに適応障害の症状がいくつか残っているままです。

早朝覚醒がつらく、悩まされている

自分の適応障害の症状で一番生活に支障があるのが早朝覚醒です。自分は夜に寝ることができるのですが、睡眠が浅く早朝に目が覚めてしまいます。

早朝覚醒があるときは睡眠時間が3~4時間ぐらいで絶望を感じながら目覚めを迎えます。大抵が悪夢を見ていたり、自己否定や焦燥感にかられます。

目覚めは当然に最悪で、朝から強制で法廷に立たされて責められているような状態。早朝覚醒のあった日は睡眠不足もあって頭が働かないけれど、精神的には追い込まれている感覚が強く昼寝をしようとしてもなかなか出来ません。

仕事からだいぶ離れても、まだこの症状が出てしまうのか…と正直しんどい部分があります。

年度の切り替わり時期で、周囲の変化を嫌でも感じますし、以前までの仕事では繁忙期だったこともあるのが影響しているのかも知れません。

急激な疲労感も悩みの種

また、急激な疲労感にも悩まされています。

特に対人関係で気を使った日が顕著で、その日の昼過ぎには倦怠感か、その予兆を感じていて、翌日は疲労感でダウンしていることが多いです。

メンタルクリニックの通院や、人と会ったりやりとりしたりすると疲労感が顕著に出ます。

カウンセラーさんと話してわかったのですが、人と接するときの何気ないやりとり

  • 周囲からの「最近どうよ?元気している?」
  • 書類手続きや初対面の方から、仕事内容の質問

といった何気ないことに「メンタル疾患」「無職」という事実を突きつけられ、また変に話を広げられてしまうことで、エネルギーを持っていかれることが分かりました。

こういう導入の日常会話にこれまでは変な生真面目さを発揮して、「仕事を辞めていて~」「病気になってまして〜」と伝えることが多くストレスだったのです。

どうでも良い人や手続きには嘘も方便、「ボチボチですね〜、経理として働いています。」と、図太く適当に返すのが円滑なやりとり。また連絡をしたくない人には返事をしないで良いと思い直すようになりました。

しばらくの間は頻度を落としてカウンセリングは続けていく

今回でカウンセラーさんと契約していた3ヶ月間のカウンセリングは終了となりました。

適応障害の回復期のサポートとしてはもちろんのこと、メンタル疾患の再発予防、今後の対人関係に余計なストレスを感じずやっていけるようにしたいという当初の希望としては十分な効果があったと思っています。

とはいえ未だに無職ですし、業界の繁忙期を過ぎたあたりで再就職を目指し動いていくことになります。その際にはストレスをかかることも多くなるでしょうから、しばらくの引き続き、様子見も兼ねて低額で提案をいただけた月一回のリモートカウンセリング(60分)を受けることにしました。

当分はサポートを受けつつやっていこうと思います。

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■あとがき

最近映画を観たグリッドマンのプラモデルを制作中。
色の塗り分けが足りないので設定資料集を購入して確認しつつ、部分塗装を進めています。