家族であっても距離を置くということ

GW明けのタイミングで墓参りに行ってきました。

適応障害でメンタルが絶不調であったとき、もう良いやと投げ出していたら、この墓の中に自分もいるような可能性もあったのだろうなと感じています。

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気楽なひとり旅

お墓は温泉街の近くにあり、毎年のように観光も兼ねて来ている場所です。

墓参りは実家で暮らす家族とも一緒に来る機会が多かったのですが、今回は別行動としました。

自分は仕事を辞めて療養中ということもあり、家族と予定を合わすことも簡単ではあったのですが、自身の姉が周囲へのストレスを家族に向けるようなことを普通にしてくることがネックでして…

自身のメンタル不調に繋がるようなことは避ける。要は「姉と距離を取りたい」からとでひとりで墓参りに行くことにしたのです。

この墓の中に自分もいた可能性も十分にあった

今でこそメンタルと体調、両方がほぼ回復をしていますが、2022年の年末から翌年の正月明けの間は抑うつ症状がひどく精神的に参っていて死というものが身近なものでした。

「なんとか理性を保って、この状態をしのいで生きよう。決して死を選ばないようにしよう。」そう、自分自身に言い聞かせていたのですが、そんな状態のときに、姉の癇癪が自分に向き、心無い言動がきっかけで死を選びかけるようなことがありました。

今、たまたま自分は生きておりますが、「下手をしたらすでにこの墓の中で眠っていた未来もあっただろうな」と思いつつ、複雑な気持ちでお墓参りをしてきたのです。

あくまで死を選びかけたのは病気のせいですが、その最期のひと押しをしたのは紛れもない実の姉です。一緒の部屋に泊まり過ごすという関係性ではない。「たとえ健康になったとしても、もう関わり合いは持てない相手だ。」と感じてしまう出来事ではあったのですよね。

淡々と故人に決意表明

墓参りは淡々とこなしてきました。

故人である祖母や父が好きだった花やお酒、お菓子を墓石に供え、簡単にではありますが供養の手続きも済ませておきました。

自分も生きていなかった可能性が高かったことを神妙に感じながらも、とはいえもう英気を養い元気を取り戻して来ていることに思い至り
「まだ転職活動もしていないのだけど、もうそろそろ元気になってきたし働こうと思う。」
と、簡単に決意表明をしておきました。

仕事を探す前に気がかりだったこと墓参りを済ませてられ、よかったと思います。