適応障害で療養中によく起こる現象が、頭のなかで自分自身を裁く裁判が始まり、「早く社会復帰すべき!」と厳しい追求されるのです。
今回はうつ症状で現れた異常な焦りについて記事にしています。
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脳内法廷の様子
原告であるスパルタな自分が、療養中で働いていない自分に対し、「即、社会復帰のために動き出すべきだ!」と意見を突きつけていきます。
最終的には第三者的に俯瞰している自分が、「今は無理でしょう。」と結論付けるのですが、毎日のように様々な理由をつけて攻め立てて来るのです。
「当初はまた脳内会議が始まったよ。」と思っていましたが、いつも休む自分が裁かれるパターンの思考に苛まれ、まさに毎日が裁判に追われている気分です。
スパルタな自分からの働くべき理由は
- 主治医から働く気持ちになれましたか?と聞かれた。YESと答えるべきだ!
- 退職してちょうど6ヶ月が経過したから働かないといけない!
- 今ならまだメンタル疾患の事実をごまかせる。今が限界だよ!
- 国家資格もあるのに働かないでいるのは意味不明!
- これまでの努力を無駄にするのか!
- 今日は調子が良かった。もう働ける!
- いろいろな人が療養期間を無駄な時間と言っていた!
- 他の皆は働いているよ。お前は何をしているんだ!
といったところです。
弁護人からの休む理由は
- 睡眠導入剤を飲むようになって調子が安定してきた段階なだけ。
- 身体が重くてしんどい日もあるよね?
- もし今働けても、すぐ折れる自信しかないよね?
- 早朝覚醒の絶望感を未だに味わっている自覚ある?
- 友人に会うだけで胸痛あって治っていると?
- お金はまだ焦る段階ではないよ。
- メンタルも体調も波があって、先々の予定も不安がる状態なのに?
- 自分で選んだカウンセラーさんから「図太くだらけて周囲に気にせず休むぐらいに考えて」と言われているし、約束もした。
- 意識の変化が出てきたところで、もう少しで以前より自分に優しい思考になれそうでしょう?
- 図太い性格の親しい同業者も「君は自分に厳しい性格だから、今は休んでは?」と言ってくれた。
- 不健康だったし、もうちょい健康体目指したら?
- これまで仕事中心の追い立てられる生活だったし、好きな趣味に時間を使っては?
と、今の休む自分を守ってくれます。
ただこれは1、2度あったという体験談でなく、スパルタな自分は早朝、日中、深夜構わず毎日のようにやってきます。かなりしつこくヒステリックな方でして、正直うんざりしているところです。(それも自分自身ではあるので泣けてくるのですが…)
こういう焦りもうつ症状の一種なのかな?
この記事を読まれた方には「なんだこの内容は?」と思われるかもしれませんが、これが適応障害で療養中の自分の頭の中で起きていることです。
当初会った日常的な倦怠感や頭の冴えなさは薄らいできても、今度は強烈な焦る思考に苛まれるのです。
いわゆる、うつ症状による焦りなのでしょう。ただ真面目に仕事をしていただけなのですが、行き過ぎた結果がこの状態で、職場を離れて休職をしても、退職後も嫌な気持ちが続くのです。
これまで大抵のことは努力と根性と気合いでどうにか出来ましたが、そういう解決策が使えない心の病は超絶やっかいなものと感じています。
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■あとがき
最近プラモデルのストックが増えているので、買うのを控えているのですが、今度は作るための塗料や道具にお金をかけてしまっていたり…
プラモデルって結構お金のかかる趣味なんじゃない?と地味に感じています。